内分泌代謝内科に勤務していた頃、主に糖尿病の教育入院をされる患者様が多くいました。
そのため、看護師は、患者様が糖尿病の自己管理を行えるように指導を行います。
初発の患者様は、疾患についても理解できていないため、疾患から説明をしていきます。
主に、糖尿病の3大合併症である腎症、神経障害、網膜症のリスクがあること、どんな合併症かについて理解が得られるように、説明をしていきます。
また、間食をしないことや食事制限による食事療法、食後2時間以内に運動して血糖を上昇するのを抑える運動療法、内服薬やインスリン注射による薬物療法について説明し、指導を行います。
この治療によって、血糖コントロールが良好にすることが可能であることを、理解してもらいます。そこから、自己管理へ向けた指導を進めていきます。
なかなか受け入れられない患者様もいるため、様子を見ながら無理なく指導を進めることも大切だと、自分自身も気が付きました。
退院後に、自己管理ができるように指導できることが重要なので、自己血糖測定、自己インスリン注射の手技も完全にできるように、入院中に練習していきます。
食事や運動についても同じく、継続して血糖コントロールが維持できるようにします。教育指導については、主に、DVDやパンフレットを用いて説明、指導を行います。
積極的な患者様は、色々と質問をして早く退院できるように、入院中から自己管理に意欲を見せています。または、自己にて不可能な患者様の場合は、御家族の協力を得ることもあります。
糖尿病患者様の教育入院の場合は、疾患の自己管理を目標にしているので、できるようになれば退院になります。
入院当初は、なかなか自己管理が難しいと思われた患者様が、何の問題も無く目標達成して退院される姿を見ると、嬉しくなります。
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